【レビュー】新型MacBook AirとWindows機surface Proを比較する【M1チップ】

レビュー
この記事はこんな人におすすめ
  • 新型MacBook Airのレビューが気になる人
  • Windows機とMacBookの違いを知りたい人

 

はしゅ
はしゅ

こんにちは。

Apple信者にも関わらず、ずっとSurfaceを使ってきたはしゅです。

 

今回はWindows機であるSurface Proを4年間使ってきた私が、新型MacBook Airを実際に使ってみて感じた違いについて、両者の比較をしながらレビューしていきます。

この記事を読むと『Surface ProとMacBookの違い』と『一昔前のパソコンと比較した新型MacBook Airの特長』が理解できます。

実際に比較してみて感じましたが、やはりM1チップを搭載したMacBook Airのコスパは圧倒的です。

それでは解説していきます。

MacBook Airを購入するきっかけについてはこちらの記事で説明しています▼
【検証】新型MacBook Airはクリスタのレイヤー何枚で処理落ちするか【M1チップ】

お絵描き環境のレビューはこちらの記事でしています▼
【クリスタ】M1搭載MacBook Airのお絵描き環境についてレビューする【Sidecar】

 

はしゅの新型MacBook Airのスペック

スタバでMacBookを使うと幸せになれるそうです。

まずは、私が選んだMacBook Airのスペックについて説明します。

はしゅのMacBook Air
  • 2020年11月に発売したMacBook Air
  • チップ:M1チップ(7コアGPU)
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:256GB

私が購入したMacBook Airは、7コアGPU、8GBメモリの最も安価なモデルです。

お値段は104,800円(税別)とこれまでのMacBook Airの価格は据え置きのまま、従来のProシリーズを含む全てのMacBookよりも処理能力が高く、コストパフォーマンスに優れるのが最大の特長です。

このスペックを選んだ理由ですが、個人的な使用用途として、4K動画を編集したり、長時間ゲームをすることを想定していなかったからです。

新型MacBook AirのM1チップには、7コアGPU8コアGPUの2つのモデルがあり、差額が5,000円となっています。

動画編集やゲームという用途では、作業性はGPUの性能に依存するためコア数が多い方が有利です。(7コアと8コアの違いが体感できるほどかというとなんとも言えませんが。。。)

そのため、私のようにブラウザやメモ帳アプリを開きながらブログを書いたり、クリスタでお絵描きしたりといった用途では、GPUのコア数にこだわる必要はないでしょう。

次にメモリですが、私は8GBで十分だと考えています。

理由としては、現時点でメモリ不足を感じたことが全くないからです。新型MacBookに搭載されているアプリは、全てM1チップ用に最適化されています。そのため、色々ソフトを立ち上げて重くなるという感覚が今のところほとんど感じられません。

私のような一般的な用途での使用を考えている方には8GBメモリをおすすめします。

最後に、M1チップを搭載したAirとProの比較ですが、ファンの有無が大きな違いになります。ファンがあると排熱で有利なため連続使用する際に処理能力を十分に引き出せるという利点がありますが、一方でファンがうるさいというデメリットがあります。

私の場合、むしろ静かなファンレスの方が嬉しいのでProは選択肢に入りませんでした。

実際、Airを使っていて発熱を感じたことはこれまでないので、この選択は正解だったと思っています。

 

私が4年使用したSurface Proのスペック

はしゅのSurface Pro 4

次に、私がこれまで使用してきたSurface Proのスペックについて説明します。

はしゅのSurface Pro
  • 2016年に発売したSurface Pro 4
  • CPU:Core i5
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:256GB

発売当初のお値段は179,800円(税別)に、Surface専用のType Coverの16,400円(税別)がほぼ必須ということで、合計は196,200円(税別)ということになります。

はしゅ
はしゅ

この値段で学生時代によく買ったなぁ自分。。。

では、最新版(2020年11月時点)のSurface Pro 7と比較したらどうなるの?という問いについてですが、MicrosoftのHPを確認したところ、私の所持しているSurface Proと同じスペックのもので、本体価格が153,780円(税別)でした。(もちろんType Coverは別売りです。)

いかにMacBook Airのコスパが高いかがお分かりいただけるかと思います。

ただ、後述しますが、Surface Proシリーズは基本的には2in1パソコンということが最大の特長です。私もそうでしたが、タブレット使用を想定される方にとっては値段相応のコスパが感じられる良いパソコンだと思います。

Surface ProとMacBookの違い

それでは本題に入ります。

ここでは、『Surface ProシリーズとMacBookシリーズの一般的な違い』と、『私が両デバイスを実際に触ってみて感じた違い』の2つに分けて説明したいと思います。

一般的な違いについては、既に知っているよという方は読み飛ばしていただいて問題ありません。

一般的な違い

SurfaceProではWordに直接ペン書きできたりします。

両者の最大の違いは、『2in1パソコンか否か』です。

PCからキーボードを取り外して、タブレットとしても使用できるノートパソコンを2in1パソコンと言います。

前述したようにSurface Proシリーズは、この2in1パソコンに該当します。

2in1パソコンでは、普通のノートパソコンでできることに加えて、付属のペンで液晶に直接メモ書きお絵描きができたり、キーボードを取り外してタブレットのように使用することができます。(個人的にはWindowsのタブレットモードは使い勝手が良くないと思っていますが。。。)

一方、MacBookシリーズは普通のノートパソコンです。そのため、タッチパネルではないですし、キーボードを取り外すこともできません。

この辺りのハードウェアとしてできることの差に価格の違いが現れているかと思います。

もう1つ大きな違いとして『OSの違い』が挙げられます。

Surface Proシリーズは、Windowsを開発しているMicrosoft社のノートパソコンなので、当然OSはWindowsが搭載されています。

Microsoft社は他に、Word・ExcelといったOfficeを開発している企業でもあるので、Surface Proでは、これらの普段使い慣れているであろうドキュメント編集ソフトが標準搭載されていたりします。(補足:私が購入した頃はOfficeが標準搭載されていましたが、現在は選択式のようです)

一方、MacBookシリーズはiPhone等を製造・販売しているApple社のノートパソコンなので、搭載されているOSはmacOSです。

macOSは、iPhoneにも搭載されているメモ帳やリマインダーといった純正ソフトがプリインストールされていることもあり、iPhoneとの親和性が非常に高いです。

後述しますが、これはMacBookを少し触ってみただけでもはっきりと感じられます。

 

はしゅが感じた違い

ここでは、Surface Proを長年使ってきた私が、新型MacBook Airを実際に使ってみて感じた違いについて説明します。

エンジニアという職業柄、数字で比較できるところは可能な限り数字で比較していきます

ベンチマークの違い

PCの実行速度を数値化したベンチスコアについて比較しました。測定には、ベンチスコア測定によく用いられるGeekbenchを使っています。

MacBook Airのベンチマーク
Surface Pro 4のベンチマーク
シングルコアスコアマルチコアスコア
MacBook Air16797187
Surface Pro 48651994
ベンチスコア比較結果

シングルスコアでは1.94倍、マルチスコアでは3.60倍ほどMacBook Airの方が優れているという結果になりました。

Surface Pro 4が4年前のモデルとはいえ衝撃的な処理性能の差です。これが噂のM1チップ。。。

マルチコアは並列処理をする際に真価を発揮するわけですが、やはりこれだけ性能に差があると体感でも違いが感じられます

例えば、大容量データのファイル操作はストレスなく処理できますし、ブラウザの反応速度アプリ起動の早さなどは噂通り本当にサクサクです。このように、普段使いの場合でもマシンパワーの違いをはっきりと感じることができます。

スリープからの復帰の早さの違い

個人的に最も違いが感じられるのがスリープからの復帰の早さです。

Surface Pro 4ではスリープからの復帰に顔認証であるWindows Helloを使用していたのですが、画面を開く→ボタンを押す→認証完了までに3秒ほどかかっていました。

これでも個人的には不満はなかったのですが、MacBookの早さには度肝を抜かれました。

まず、画面を開いた時点で認証モードが待機され、Touch IDキーに触れるだけで一瞬で認証が完了します。待ち時間はほぼ0です。

この感覚は、Touch IDでのiPhoneの認証を想像していただくとわかりやすいと思います。パソコンというとまず起動するのがめんどくさいと思われがちですが、少なくとも新型MacBook Airはこの限りではなさそうです。

搭載しているインターフェースの違い

私がPC買い替えを決意した理由にインターフェースの違いがあります。

インターフェースとはUSBなどの通信規格のことです。

4年前のモデルであるSurface Pro 4にはUSB Type-Cの外部端子がありません。そのため、充電はSurface用の専用ケーブルで行わなければなりませんし、USB Type-Cを利用した高速データ通信セカンドモニタ出力ができませんでした。(もちろん最新版であるSurface Pro 7にはUSB Type-Cが搭載されているわけですが)

その点MacBook AirはUSB Type-Cの端子を2つ搭載しているため、iPad Pro用の充電ケーブルと共通化できたりと利便性が向上しました。

タッチパネルかどうかの違い

Surface Pro 4は前述したように2in1パソコンですので、付属のペンを使って紙のノートのようにメモを取ることができます。

私が学生の頃には、OneNoteで講義のメモを取って、後々PowerPointWord形式のレポートにするといった使い方をよくしていました。紙を買う必要がなくなりますし、これは非常に便利でした。

また、クリスタ等のお絵描きソフトがあれば液タブとして活用することもできます。

その一方で、MacBook Airはタッチパネルではないのでこのような活用法はできません。お絵描きに関しては、Sidecarという機能を用いてiPadをセカンドモニタ化することでお絵描き環境を構築できたりしますが、iPadが必要なため上級者向けな機能になります。

バッテリー駆動時間の違い

バッテリー駆動時間のカタログスペックは、Surface Pro 4が最大9時間(動画再生時)、MacBook Airが最大18時間(Apple TV再生時)となっています。

普段使いでも、正直この差はものすごく大きいです。

Surface Proを外に持ち出していた頃は、常にバッテリーを気にする感覚がありました。例えば、外でちょっと使おうと思ってもバッテリーがもったいないしやめておくか、と躊躇することが多々ありました。

その点、MacBook Airは充電の持ちが素晴らしいです。どれくらいかというと、家で使用する際も毎日充電する必要性を感じないほどです。

充電を気にする必要がないので、今もベッドで寝転がりながらこの記事を書いています。

操作性の違い

SurfaceとMacBookではOSが異なるので、操作性がかなり異なります。

例えば、トラックパッドの操作変換キーの位置ショートカットキーファイル操作の仕方なんかも違います。これらのWindowsなら目をつぶっても実現できるようなことが、macOSに触れたことがない方にとっては中々できないことだったりします。

私も最初はこの操作性の違いに四苦八苦し、わからないことがあれば都度検索してやり方を調べるということを繰り返していました。

OSを乗り換えることはこのように負担がかかる面もあるわけですが、個人的には新しいことができるようになっていくのは楽しいものだと感じています。

異なる操作もAppleの開発者は意図があってそうしているわけですから、慣れてくるとむしろ楽に操作できますよ。(あくまでもApple信者の感想です。)

Apple製品との親和性の違い

最後にこれだけは言っておきたいので言います。

あなたがiPhone、iPadを持っていてかつPCを新調したいと思っているのならM1チップを搭載したMacBookを買うべきです。

純正アプリが即同期される利便性や、iPhoneの操作性をPCにそのまま移植したような感覚は、Apple沼にハマりつつあるあなたも魅力を感じるはずです。

私自身、Surface Proを使っていた頃には「PCとスマートフォンの連携が良くなって何が嬉しいの?」と思っていました。しかし、MacBook Airを購入してからこの利便性からは離れられないなと感じています。

最後に

いかがだったでしょうか。Surface Proのモデルが4年前のものということもあり、MacBook Airの性能が際立つ内容にはなってしまいましたが、それぞれのPCの特徴を少しでも理解いただけたなら幸いです。

この記事を読んでMacBookデビューしたいと感じた方がいましたら、ぜひ私と一緒にMacBookデビューしましょう。

以上になります。最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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