- 歯列矯正に興味がある人
- 実際に歯列矯正をしている人の考えが気になる人
- 顎変形症の疑いがある人

こんにちは。
矯正治療を始めて半年のはしゅです。
今回は、社会人2年目の私がなぜ歯列矯正を決意したのかについて、書いていこうと思います。
おそらくこの記事にたどり着いた人は、多かれ少なかれ歯列矯正に何かしらの興味があるのではないでしょうか。
そんな方にこの記事を読んだ後、歯列矯正に対する理解が深まったと思っていただけたら幸いです。
私が歯列矯正を決意した3つの理由
さっそくですが、皆さんは自分の歯並びについてどう思っていますか?
実は、私はつい最近まで自分の歯並びが悪いと自覚していませんでした。
鏡を見る限りはそこまでひどくガタガタしてるわけでもないし、これくらいは普通の歯並びだと自分では思っていました。今考えてみると、自分の悪いところを認識してしまうことで、コンプレックスを刺激することを無意識のうちに避けていたのかもしれません。
しかし、実際に矯正歯科の先生に診断してもらった結果は、叢生(そうせい、歯並びがガタガタしていること)でした。
このことから、他人から見た歯並びと自分から見た歯並びとでは認識が全く異なるのかもしれないと思うようになりました。
ではなぜそんな私が歯列矯正を決意したのでしょうか。理由としては3つが挙げられます。
- 60年後の未来のために自分の歯に投資をする
- 自分の外面をよくしたい(自分磨き)
- 保険適用される歯列矯正のケースがある
60年後の未来のために自分の歯に投資をする
1つ目の理由は、60年後の未来のために自分の歯に投資をしようと思ったからです。
皆さんは、8020(ハチマルニイマル)運動 を聞いたことがあるでしょうか?
この運動は、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
<参考>厚生省「成人歯科保健対策検討会中間報告」1989年(平成元年)―抜粋―
「残存歯数が約20本あれば食品の咀嚼が容易であるとされており、例えば日本人の平均寿命である80歳で20本の歯を残すという、いわゆる8020運動を目標の1つとして設定するのが適切ではないかと考えられる。」
https://www.jda.or.jp/enlightenment/8020/
知らない人もいるかもしれませんが、歯の咬み合わせは歯の寿命に直結します。咬み合わせが悪いと、どうしても特定の歯に大きな負担がかかりやすくなり、それが長年続くと歯が割れたり折れたりしてしまうリスクが高まります。
私は80歳になっても、自分の歯で好きなものを思うままに食べたいと思っています。そのためには自分の歯の寿命を伸ばす『若い頃の歯への投資』が重要です。
皆さんの中でも、もし60年後の未来のために自分の歯に投資をしたいと思う方がいましたら、歯列矯正は一つの選択肢になります。
ちなみにですが、正直この価値観は学生時代の私にはまったくありませんでした。この記事を読んでいてまだいまいちピンと来ていない方にも、このような価値観もあるのだと自分の中に残していただけたら嬉しいです。
自分の外面をよくしたい(自分磨き)
2つ目の理由は自分磨きのためです。具体的には、自分の外面をよくしたいという思いからです。ここで外面と表現したのにはある理由があります。
皆さんは、上手な字を書く人を見るとなんとなくこの人は頭が良さそうだなと思うことはありませんか?
歯並びもこれと同じで、綺麗な歯並びの人とガタガタした歯並びの人とでは、人に与える印象は大きく異なります。日本臨床矯正歯科医会によると、男女1000人をサンプルとした調査では約72.6%の人が「歯並びは第一印象を左右する」と回答したそうです。
日本臨床矯正歯科医会調べ 男女1000人意識調査発表
72.6%が「歯並びは第一印象を左右する」と回答。
https://www.jpao.jp/15news/1535awareness-survey/story-06-2.html
つまり歯並びがいいという理由だけで、なんだかこの人は仕事ができそうだと思われたり、それが信頼関係の構築に繋がるかもしれません。
歯列矯正をするだけでこのような恩恵が受けられるってすごくお得ではないでしょうか?
同程度のリターンが受けられる自分磨きって他にどんな手段があるでしょうか?
このような理由から、私は、歯列矯正は自分磨きとしては非常に優先順位の高い行為だと考えています。
外面を良くすることは人生において非常に大きなメリットです。
保険適用される歯列矯正のケースがある
最後の理由に当てはまる人は少数派かもしれません。私が歯列矯正を決意した3つ目の理由は、保険適用で歯列矯正をできる可能性があったからです。
皆さんは、歯列矯正が保険適用されるケースをご存じでしょうか?
本来、歯列矯正を行う場合、自由診療の治療となるので医療費は全額患者の自己負担となります。(だいたい相場は前側矯正で100万円前後です。)しかし、日本矯正歯科学会によると、以下のケースでは歯列矯正が保険診療の対象となり、治療費は3割負担になります。
矯正歯科治療は一般的には保険適用外ですが、下記の場合に限り保険診療の対象となります。
①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療
③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療
http://www.jos.gr.jp/facility/
私の場合は矯正歯科で診察をした結果、③にあたる反対咬合という顎変形症が認められ、保険適用で歯列矯正をしています。
もしかしたら安く歯列矯正ができて羨ましいと思う方がいるかもしれませんが、顎変形症は普通に生活する上でも非常に苦労が多く、さらに手術を行うことが前提の矯正治療になります。手術を行うことへの決断は、生半可なものではありません。ですので、顎変形症の疑いがない方には、そのようなご理解をしていただけたら幸いです。
また、私自身はあくびしただけで顎が外れそうになったり、大きな口を開けられないという症状があります。顎変形症の患者にとっての歯列矯正は、生きていく上で必要な治療の一環です。
一個人的な意見としては、顎変形症の疑いがある方には、まずは矯正歯科で診断を受けていただくことを強くお勧めします。
最後に
歯列矯正を始めるのに遅すぎるということはないと思います。実際、50歳を超えてから歯列矯正を始める人も最近では増えてきています。私個人としては歯列矯正を始めてまったく後悔はありませんし、むしろ自分の歯並びが日々よくなっていくことにわくわくしています。
この記事を読んで歯列矯正に興味が湧いてきた人は、まずは近くの矯正歯科で診察をしてみてはいかがでしょうか。
矯正歯科の探し方については近々記事にしようと考えています。
以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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- 自分の外面をよくしたい(自分磨き)
- 保険適用される歯列矯正のケースがある
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